自信がない人が「自己肯定感」を高める方法―STEP1

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苦悩や挫折を真珠に変えるブライト・ライト・ワーク

今回から、ビリーブセラピーが提供している、パーソナルプログラムの「ブライト・ライト・ワーク」を、このサイトに来てくださった皆様にも、実際に実践できるような形でご紹介できたらと思っています。

私自身、何か問題を感じ自信が持てないときは、このワークをすることで、心の整理をしつつ、短時間でリバウンドする(立ち直る)ことができるので、手放せないものとなっています。

本来は、個人セッションを交えながらのプログラムとして作成したものですが、ご自分の悩みや問題を解決したいと願っている方、自己肯定感が低く、自信が持てない方にとっては、とても効果的なアプローチです。

このプログラムは、12のステップからなっていますので、順次ご紹介していかれたらと思っています。

よりよく生きるための大切な「心の法則」についてお伝えをしながら、変化変容につながるような効果的なセルフワークなども、たくさんご紹介をしていきます。

自分を本当に変えていきたいと願う方にとっては、たくさんのヒントに満ちたプログラムになっています。

毎回のテーマはありますが、あなたに合った使い方ができますので、まずはステップ1から始めてみてくださいね。

そして、最後にブライト・ライト・ワーク全体を、自分で取り組めるようにしてありますので、ぜひ最後まで読み進め、効果を得たい方はぜひ、実際に取り組んでみてくださればと思います。

プログラムを自力で取り組むのは難しい方は、セルフケアを一つ身につけるだけでも、必ず小さな変化から大きな変化が得られますので、チャレンジしてみてくださいね。

それでは、私と共に、今のお悩みやつらい心を癒しながら、自己肯定感を高め、明るい光を見つけられる「ブライト・ライト・ワーク」プログラムを始めましょう。

12のステップ

 

STEP2以降は、順次ご紹介していきますが、内容は下記のとおりです。

 

STEP1 心を癒しながら、自分の中に明るい光を見つける「ブライト・ライト・ワーク」とは

STEP2 癒えていない過去をリストアップしましょう         

STEP3  自分の心を理解するために―認知行動療法的な見方を学ぶ            

STEP4 「原因結果の法則」は幸せになる心の法則       

STEP5  ネガティブな感情や思い、つらい記憶は手放すことができます

STEP6 自己肯定感を取り戻すためにー許しとセルフコンパッションについてー

STEP7 代償(正負)の法則を知って、自分を人生を変えましょう          

STEP8  潜在意識にあるビリーフやセルフイメージがあなたの人生を創っていく  

STEP9 あなたを苦しめるビリーフ=思い込みから抜け出すためにーABCDE理論についてー         

STEP10 あなたの心グセを変えるためにーマインドチェンジで自己肯定感を高める―                     

STEP11 あなたにとって一番価値のあることのために生きる

STEP12 苦悩や挫折を成長に変えるための「ブライト・ライト・ワーク」

 

それでは、STEP1をこれから始めていきましょう♪

A 心を癒しながら、自分の中に明るい希望を見つける「ブライト・ライト・ワーク」

私は、心療内科クリニックでも心理士として、その方々が心身に抱えている問題を乗り越えていかれるサポートをしながら、これまでもご自分の辛い症状から抜け出され、卒業をされていく姿をたくさん拝見してきました。

ただ、クリニックでできる役割と責任を果たさせていただきながらも、本来の私は、生きづらさに悩む方が、自分らしく、よりよく生きていく上で、本当の「心と体と人生の再生」のお手伝いがしたい気持ちが、ずっとありました。

なぜなら、専門家がお手伝いをすることで、たとえ、その時の悩みは解決できたとしても、人生は問題の連続です。最終的にはご本人に問題の解決能力やセルフヘルプの力が備わらないと、本当の意味では、その方が幸せによりよく生きることにつながっていかないからです。

「人生は一冊の問題集」

その問題集を通して、いかに私たち一人ひとりが、人生を通して成長していかれるかが、とても大切なことなのだと思います。

そのため、「原因結果の法則」ビリーブセラピーでは、セラピスト養成講座をはじめ、ヒーリングプログラムやミッションプログラムなど、プログラムを中心とした講座を提供することを大切にしてきました。

自分の悩みを自分で解決できる力、そのための心の法則や、解決するための方法を身につけていただきたい、本当の意味で、自分の心を見つめ、その心を磨いていくことで、自分にしかない花を咲かせていただきたい、最高度に自分を輝かせ「自分らしい人生」を生きていただきたいと願ってきたからです。

そんな中で、挫折や失敗、自信のなさや生きづらさを抱えて悩んでいる方で、個人セッションをご希望される方のためのパーソナルプログラムとして、作られたのが、この「ブライト・ライト・ワーク」です。

私自身が大きな壁に突き当たり、病気になって心も体もギリギリな状態に追い詰められた時に、これまで作ってきたプログラムだけでは、本当には人を救えないのではと思えて、作ったのがこのプログラムでした。

ワークの原型は、手術前に構想していましたが、きちんとしたプログラムに仕上げたのは、入院中、痛みでほとんど夜眠れない時に、作成したものです。

私自身も、入院の中で思いがけない苦しみが生じた時にも、このプログラムを自分で行って、立ち直るということをしていました。

「原因結果の法則」ビリーブセラピーというように、ビリーブセラピーでは「原因結果の法則」という、幸せになるための「心の法則」を大事にした、セラピーやプログラムをお伝えしてきました。

今回のブライト・ライト・ワークでは、さらに、もう一つの心の法則「代償の法則(正負の法則)」もしっかり学んでいただきます。

この「代償の法則(正負の法則)」とは、プラスが10あったとしたら、マイナスも10あるのが人生なのだ、幸福と不幸というのは常に同量なのだという法則です。

つまり、一見不幸なことにも必ず別の面があるのだということです。いやな出来事や不幸に思える状況があったとしても、プラスの面、明るい面、成長できる面が必ずあるのが人生の法則なのだということです。

例えば、病気になってしまって、夫からも裏切られ離婚をすることになった人が、苦しみの中から、人としてのやさしさや器が大きくなって、仕事で成功するだけでなく、価値観が一致でき、互いに高め合えるすばらしい男性との出会いが起きて、人生そのものが変わったりすることがあります。

「禍福はあざなえる縄の如し」ということわざがありますが、まさに幸福と不幸というのは、1本の縄の表裏のようだといえるかもしれません。

詳しくは、ステップ7の中でお伝えしていきますね。この法則をしっかり理解し、体得できるようになると、たとえ、どんなに不幸と思えること、どんなに失敗や挫折の中にあっても、つらいご自分の心を十分に癒し、どんな自分や状況も受け入れ、許していくことができれば、必ずそこから学べること、成長できるものはあるのだということが、よくわかるようになります。そして、これまで以上に、よりよい人生、自分らしい人生を生きていくことはできるのだということが、実体験できるようになります。

プログラムを通して、頭だけの理解ではなく、実際に12のプロセスを踏まえながら、一連のワークを進めていただくと、自分なりの学びや気づきが得られ、リバウンドする力を得ることができるようになります。

まずは自らの心を癒しましょう

私たちは、あまりに苦しいと「どうして自分だけがこんな目に合っているのか」と思えてしまいます。

あなたがもし、今挫折の中に置かれたり、涙を流し、眠れぬ夜を過ごすような苦しみの中にいらしたとしても、どうか、それをマイナスだと思いすぎないでください。

今のご自分に、無理なくできることから始めてみましょう。

悩みの渦中にあるときは、生活習慣が乱れやすいので、きちんと食事をとったり、体が疲れていたら、ゆっくり休ませてあげましょう。友達に話を聴いてもらったり、近所を散歩してみてもいいかもしれません。

そして、こころ素直に、ご自分の心と向き合い、自らの心を癒しながら、今できることを少しずつ積み重ねていくことで、苦しみや試練を通り越していくことができます。

そうした辛い体験を乗り越えて、自らの力にまでなさった方は、自分の心だけではなく、人の心の痛みもわかるようになり、自然体で「自分らしく生きる」ことができるようになります。

自らの成長が感じられるので、自己肯定感が高まり、自分を信じられるようになっていきます。

どうぞ、そうした成長を信じて、まずは傷つき、弱った自らの心を癒すことから始めてくださればと願っています。

用意していただくものは、ノートでもパソコンや携帯のメモ欄でも結構です。いろいろな悩みに押しつぶされそうになっているかもしれませんが、まずは、どんな問題を今一番解決したいと思っているかを書き留めてみてください。

そして、その問題が、このプログラムを通して、どうなれたらいいのかについても考えて、書き留めておきましょう。

 

B このプログラムの中であなたが解決したい課題は何ですか?

 

 

 

C その課題について、プログラムを通して、どうなれたらいいですか?

 

 

D TFTタッピングセラピーとは

ビリーブセラピーでは、様々な心の道具を紹介していきますが、その中でも、まずは最初に身につけていただくものが、TFTと呼ばれている心理セラピーです。

TFT(思考場療法)は、アメリカの心理学博士、ロジャーキャラハン博士によって開発され、そこから派生したEFTと共に、アメリカでは「エネルギー心理学」と呼ばれて、2.000年以降、世界中に広がっているセラピーです。

TFTやEFTは、顔や胸、手にある東洋医学のツボを用いて、タッピングをすることで、つらい感情や思いを解消することができる、シンプルでありながら、パワフルな効果のあるセラピーです。

 

 

上の図を見てください。

私たちは過去に起きた出来事や事実を変えることはできません。でも、その出来事や記憶に付随している怒りや悲しみ不安などのネガティブな「感情」や、胸がつまるなどの「感覚」、「私はダメ」というような「思考」は、一定のレベルで軽減、もしくは解消できるというのが、このタッピングセラピーです。

東洋医学は、14のエネルギーの通路の中に、365のツボがあるという考え方をしています。

もともと心も体も健康であれば、体内を流れる気(エネルギー)は正常に流れています。ところが、食事や睡眠の生活習慣が悪すぎたり、ストレスフルな職場環境や人間関係、トラウマなどがあると、エネルギーの流れを妨げるブロック(精神的動揺としてのトゲ)が生じ、それが改善されないまま蓄積されると、何かをきっかけとして、抑うつや不安感、不眠など、心の症状や体の症状となって表れてくることになります。

あるいは、症状として表れなくても、いつものこのパターンで人間関係がうまくいかなくなる、いつものこのパターンで失敗をしてしまうというように「パターン」として表れるということもよくあります。

エネルギー心理学では、こうしたエネルギー上に生まれたブロックがあると、ネガティブな感情や感覚が生まれるのだという考え方をしています。TFTやEFTは、やり方も効果も少しずつ異なりますが、東洋医学のツボを用いて、ネガティブなエネルギーを解消することに関しては、共通しています。

いやな記憶に焦点を当てると、エネルギーにネガティブなブロックが生じ、嫌な感情や感覚が生じます。しかし、これに対して、効果的なツボをタッピングすることで、少しずつエネルギーの流れは正常化のプロセスに入るため、ネガティブなエネルギーブロックがそのままではいられなくなり、ニュートラルなエネルギーに変化していくので、ネガティブなエネルギーに伴う感情、感覚が解放されていくことになります。その結果、つらい出来事を思い返しても、ネガティブな感情や思いが解消されているため、ニュートラルな見方ができるようになり、適切な対処ができるようになるのです。

1分でできるセルフケアを身につけましょう

今回は、セルフケアの仕方として、TFTの中でも、ベイシックで多くの感情の解消に効果があると言われている、一番カンタンなやり方をご紹介します。

実際のやり方手順は、下記の動画でご紹介をしていますので、ぜひご覧になってください。

1分でできるアプローチですので、一回一緒にやってくださると、その後は、ご自分で簡単にできるようになると思います。

日常的なストレスでしたら、このやり方を3セッション、気軽にやっていただくだけで、かなり楽になっていかれると思います。多くの人は、現在の自分に影響を与えている、過去の嫌な記憶というものを持っているのではないかと思います。TFTは、心がスッキリするアプローチというよりも、現在の自分に影響を与えている過去の嫌な記憶を、きちんと過去にしてくれるアプローチといえるかと思います。

トラウマのような思い出すだけで苦しくなるような記憶の場合は、もう少し違ったアプローチも必要になるので、今は、日々のストレスケアと、過去の記憶の中でも、人間関係のストレスやネガティブな感情の解放に使ってみてくださればと思います。

 

やり方手順

今回お伝えするやり方は、下の図の顔や胸にある4つのツボ、「眉頭」、「目の下」、「わきの下」、「鎖骨下」をタッピングします。

  • どちらの手を使っていただいても大丈夫ですが、最初のうちは利き手の方がやりやすいかと思います。
  • 叩く強さも早さもお好みで大丈夫です。5回たたけば効果が出ると言われていますので、回数を気にしすぎなくて大丈夫です。
  • 唯一のポイントは、「いやな出来事」や「「いやな感情や感覚」に、苦しくない程度に意識を向けながら、タッピングをすることです。

<やり方手順>

① 圧痛領域をさするか、PR(空手チョップポイント)を叩く

② 眉頭 ⇒ 目の下 ⇒ わきの下 ⇒ 鎖骨下をトントンする

③ ガミュートをトントンしながら眼球運動を行う

目を閉じて→目を開けて→顔はまっすぐのまま、目だけで右下を見る→左下を見る→目を一回転させて→反対周りに一回転させる→ハミング(「咲いた咲いた」など)→1から5まで数える→ハミング

④ 眉頭 ⇒ 目の下 ⇒ わきの下 ⇒ 鎖骨下をトントンする

⑤ セッションを終える最後にアイロールを行う

ガミュートをトントンしながら、顔は動かさず、目だけで床から天井まで10秒くらいかけてゆっくり見ていく。

 

・毎日3分間、その日にあったストレスやネガティブな感情を取り上げて、TFTを気軽でいいので、3セッション行いましょう。気がつかないうちに、心が穏やかに過ごせるようになっていきますよ♪

 

ステップ1はここまでです。最後までお読みくださって、ありがとうございました。

自信を持とうとするうえでも、過去の記憶にネガティブな感情を持ったまま、問題解決を図るのはとてもむずかしいものです。TFTは、覚えておいて損はない、一生モノのアプローチです。最初は少し面倒くさく感じるかもしれませんが、動画を見ながら、ぜひ身につけてくださればと思います。

 

 

 

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