Contents
STEP6 ネガティブな感情や思いは手放すことができます
この「自信がない人が「自己肯定感」を高める方法」は、12ステップからなっています。まだ、STEP1~STEP5までをお読みでない方は、ぜひ、こちらを先にご覧になってください。
STEP1 心を癒しながら、自分の中に明るい光を見つける「ブライト・ライト・ワーク」
STEP3 心を見つめるためにー認知行動療法的な見方から学ぶ
STEP5 穏やかな心を取り戻すためにー許すことの大切さとセルフコンパッションについて
A 手放すことの大切さ
私たちは、ストレスや、つらい出来事が起きたとき、怒りや悲しみ、不安など色々な感情を感じます。
このこと自体がいけないということではありません。誰もが自分なりの見方や考え方を持っているので、それに基づいた第一の反応が出てしまうことは、自然なことです。
ただ、だから持ち続けていいかというと、持ち続けることは、やはりいいことではないのですね。
解消されずにネガティブな感情や思いを蓄積し続けると、それは潜在意識に蓄積されていき、ある時、何かをきっかけに、心や体の症状となって現れたり、心身には出なくても、「いつもこのパターンで失敗をする」、「いつもこのパターンで人間関係がうまくいかなくなる」など、繰り返されるパターンの問題として表れてくることになるからです。
たとえば、会社帰りに道を歩いていて、急にスピードを出した車が飛び出してきて、ぶつかりそうになるような経験をしたとします。この時に多くの人が「怖い」という感情を持つことは自然ですね。
そして、「またそんなことが起きないように気をつけなくちゃ」と思うとしたら、ここまでは、第一の反応としては、自然の反応と言えます。
ところが、そこから、何度も何度も「また、あんな怖い思いをするのではないか」「あの時ぶつかっていたら、どうなっていたか」「他の道でも同じようなことが起きたらどうしよう」と不安や恐れを持ち続け、加速させるとしたら、これは誰が自分に矢を放っているのかを、よく考えてみてください。
そうです。第一の矢は、安全運転を怠り、急スピードを出した人によって、車にぶつかりそうになった驚きやショック、怖さでした。
ですから、第一の矢は、あっても自然なのです。でもそれ以降の矢、つまり第二第三の矢は、実は自分で自分に放っている矢であるのです。
こうした感情の矢は、感情が出ること自体はありのままに認め、受け入れればよいのですが、そのまま持ち続けることは決していいことではありません。
ありのままの感情を認め、受け入れ、許したら、次には、自分を苦しめている感情や思考は手放すことがとても大切になります。
ただ、手放すことの大切さは理解できたとしても、手放すことがカンタンかというと、なかなか簡単ではありませんね。
特に強い感情や思いは、暴れ馬のようにコントロールできないことが多いものです。
手放していくためのアプローチについては、心理セラピスト養成講座で詳しく学んでいただいたり、このブライト・ライトワークのプログラムにおいても、EFTというタッピングセラピーをご紹介しています。EFTは、TFTから派生して確立されたタッピングメソッドで、ネガティブな感情や思いをシンプルかつパワフルに解放することができる、とても素晴らしいアプローチです。ただ、このサイト上では、ようやくTFTを身につけてもらったばかりなので、異なるアプローチをお伝えすると、かえって混乱させてしまう可能性もあるかもしれません。そこで、今回は、EFTのアプローチではなく、「セドナメソッド」という、「手放しの法則」を誰にでも簡単にできるようにと開発された心理メソッドの考え方とやり方をご紹介できたらと思います。
参考書籍:ヘイル・ドゥオスキン「新版人生を変える一番シンプルな方法-セドナメソッド-」
手放すとは、握りしめているペンを手から離すのと同じこと
セドナメソッドでは、感情や欲求を手放すということは、握りしめているペンを手から離すのと、全く同じことなのだと教えています。
実際に、今ペンでも鉛筆でもあれば、ぜひ試してみてください。
① しばらくの間、ペン(鉛筆)を強く握り締めましょう。長い間握りしめているうちに、どれほど力を込めているかを意識しないで持っていられるようになりますね。 ② 次に、握りしめていたペンを、手を開いて手のひらの上で転がしてみてください。手をほどくと ペンは自由に動きます。 ③ 最後に、手に持っているペンを手放してみてください。ペンはテーブルなり、床に落ちましたね。 |
むずかしいことは何もなかったのではないでしょうか。
このエクササイズは、「感情」も、ペンと同じで手放すことができるのですよと教えてくれています。
なんか、できそうな気がしてきませんか?
セドナメソッドのやり方
では、実際にどうやってやるのかをご紹介したいと思います。セドナメソッドは色々応用バージョンがあるのですが、最もベイシックなのは、自問自答することで、自分の感情を認め、そして解放していくやり方です。
ステップは5つです。
① 「今、何を感じていますか?」
② 「その感情を認めることはできますか?」 はい/いいえ
③ 「その感情を手放せますか?」」 はい/いいえ
④ 「手放しますか?」 はい/いいえ
⑤ 「いつ?」 「今」/「まだ」
ひとつずつ、簡単に説明をしていきますね。
① 「今、何を感じていますか」 ゆったりと心の内面に注意を向けてみましょう。あまりむずかしく考えなくて大丈夫です。言語化できなくても、何を感じているかを確かめてみてください。その感情を迎え入れ、できる限り十分にその存在を認めます。 |
② 「その感情を認めることはできますか?」 この質問には、はい/いいえ で回答します。どちらであってもかまいません。大事なことは率直に正直に答えることです。 |
③ 「この感情を手放せますか?」 これも、はい/いいえ で答えます。怒りなら「この怒りを手放せる?」と自問して、深く考えたりすることなく、直感で答えましょう。今感じている怒りを手放すことができるかどうか。できないと思ったら、いいえと答えます。 |
④「(この感情を)手放しますか?」 これも、はい/いいえで答えましょう。今ある怒りを手放すかどうか、シンプルに正直に答えてみてください。 また、気持ちの変化にも注意しましょう。 |
⑤ 『いつ?』 最後に「いつ?」と尋ねます。これは「今」手放そう、という誘いの言葉です。「今」と答えることで、心がすっと軽くなっていくような、感情的な変化にも注目してみてください。いつ手放すかは、今でも明日でもいつでもいいので、心に無理はさせないでください。 |
この5つのステップで、軽い感情なら、手放せた実感を持てるかもしれませんし、何らかの気持ちの変化を感じるかもしれません。
解放できたと思えるまで、この5つのステップを何度でも繰り返し試しましょう。時間をかけてやるというよりは、スピーディに自分にどんどん問いかけて、直感的にはい/いいえを答えて、スッキリと解放できたと感じるまで、繰り返してみてください。
ネガティブな感情があることは、ありのままに認めればいいですが、(何度も言うようですが、)ネガティブな感情を持ち続けて、エネルギーを停滞させておく必要はないのですね。この手放しを身につけると、自分のネガティブな感情や思考に振り回されたりすることがなくなり、自分で自分をコントロールできるようになるので、精神的な開放感や自由を取り戻すことができます。
あなたが今一番、手放すことがむずかしいと思っている問題や悩みは何ですか?
私たちの苦しみの原因は、何かに執着して、心がそこに止まってしまうところにその原因があります。
悩みとは、気がつけば、何か特定の人や出来事、状況など一点に意識が向かってしまい、心にネガティブな感情や思い、欲求、否定的信念を握りしめた状態だといえます。
セドナメソッドでご紹介をしたように、「感情や欲求は、持つことも手放すこともできます」
手放すとは、完全に手放すことはできなくても、しがみつきやとらわれる思いの強さを、いったん緩め、放してみましょうということ。
握りしめているものを手放すことで、心は穏やかになり、最もよき問題解決につながり、その人の可能性や力が発揮されることにつながっていきます。
あなたが、今、一番手放すことが難しいと思っている問題や悩みは何でしょうか。
STEP12でご紹介をする「ブライトライトワーク」プログラムで、改めて取り組んでくだされば、必ず自分の中から答えを見つけていただくことができると思います。
そのためにも、自分が抱えている問題や悩みに付随している、ネガティブな感情にはどのようなものがあるのかを感じ取り、TFTでもセドナメソッドでも、ご自分のあった方法で、一定の解放ができるようになっておくことはとても大事です。
ぜひ、今回のセドナメソッドも試してみて下さればと思います。興味が持てるなら、本も買って損はない内容ですので、お勧めです。
ちなみに、私がタッピングを用いずに、感情の手放しをするときは、はい/いいえ方式は用いていません。私の場合は、例えば、感じている感情が怒りだったとすれば・・・
「この怒りを認める」「この怒りを手放すことができる」「この怒りを手放す」「今、手放す」という4つの言葉を、心がスッキリするまで唱えています。
他にも、手を握るポーズで、感情を認め、手を開くポーズで、感情を手放すなど、身体感覚を用いて行うのも効果的ですので、ご自分に合ったやり方を見つけてみてくださいね。
【お勧めのセルフワーク】 ・「許しのワーク」に取り組めている人は、引き続き、これを行いましょう。 日々の中で、起きることすべてに「今は、○○でいいんだ」と許し続けることにチャレンジしてみてください。 ・セドナメソッドを用いて、ネガティブな感情の手放しを実践してみましょう ① 「今、何を感じていますか?」 ② 「その感情を認めることはできますか?」 はい/いいえ ③ 「その感情を手放せますか?」」 はい/いいえ ④ 「手放しますか?」 はい/いいえ ⑤ 「いつ?」 「今」/「まだ」 |
STEP6はここまでです。今日も最後までお読みくださって、ありがとうございました。
この記事へのコメントはありません。