自信がない人が自己肯定感を高める方法―STEP8

Contents

STEP8 潜在意識にあるビリーフがあなたの人生を創っていく

この「自信がない人が「自己肯定感」を高める方法」は、12ステップからなっています。まだ、STEP1~STEP7までをお読みでない方は、ぜひ、こちらを先にご覧になってください。

STEP1 心を癒しながら、自分の中に明るい光を見つける「ブライト・ライト・ワーク」

STEP2 癒えていない過去をリストアップしましょう 

STEP3 心を見つめるためにー認知行動療法的な見方から学ぶ

STEP4 幸せになるための心の法則を知っていますか?

STEP5 穏やかな心を取り戻すためにー許すことの大切さとセルフコンパッションについて

STEP6 ネガティブな感情や思いは手放すことができます

STEP7 人生が変わる変わる―代償(正負)の法則について

 

 

私たちは、ある出来事や誰かのせいで、「自分は腹を立てた」とか、「怖い思いをした」と考えがちです。例えば、自分の誕生日なのにパートナーがすっかり忘れて、何も祝ってくれなかったから腹が立ったとか、上司に皆の前でミスを強い語調で叱られたので、上司が怖くなってしまったと捉えがちだと思います。

「出来事」 ⇒ 「反応」

でも、実際は、STEP3の認知行動療法やSTEP4の原因結果の法則の中でもお話をしましたが、一人ひとりが自分や世界についての「見方や考え方」が違うので、たとえ同じ出来事を体験したとしても、人によって反応は異なるものです。

誕生日を家族で祝う習慣があまりない家庭に育った方は、誕生日だからお祝いをするという概念も経験も希薄ですから、何の悪気もなく、何かをパートナーにしてあげなくてはいけないという発想が出ない人もいるでしょう。誕生日を祝ってほしい気持ちは、女性の方が一般的には強いでしょうから、多くの女性は何かしてもらうことを期待するかもしれませんが、だからと言って怒るか怒らないかは、やはり異なるのではないでしょうか。

あらかじめ、自分からこうしてくれると嬉しいと相手に伝えておくことで、相手からの自発的なものでなくても、自分の欲しいものやしてほしいことは得られて満足する人もいるはずです。幼少期の体験から、心の奥底で「自分は誰からも愛されない」「自分は誰からも大切にされない」というようなビリーフ(思い込み)を持っている人は、パートナーが自分の誕生日を忘れていことに「やっぱり私は愛されない、大切にしてくれる人はいないんだ」と、悲しみ、怒りを強める人もいるかもしれません。親からの愛情が幼い頃からおもちゃや「モノ」で表されていたような人は、何もしてもらえないと、「彼は私に愛情がないんだ」という考え方をするかもしれません。

つまり、私たちは、ある出来事があったから、その反応(感情や思考、行動)を抱くのではなく、自分固有の「見方や考え方」に基づいて、その反応が生まれるのだということです。

 

そして、その人固有の見方や考え方という「思いの種」が原因になって結果が生まれ、その原因結果の積み重ねによって、あなたの人生や人格、人間関係などが形作られていくのだということを「原因結果の法則」の中でお話をさせていただきました。

 

つまり、ここが一番大事なことですが、自分固有の「見方や考え方」こそが、あなたの人生を作っているのだということです。

ビリーフとは、その人固有の「価値観」「信念」「思い込み」のこと

 

心理学や心理療法の世界では、こうしたその人固有の「見方や考え方」のことを「ビリーフ」と呼んでいます。

  • 「世界はこうあるべきだ」「男性は○○だ」「人は信用できない」「○○はこうだ」と一般化して、自分の価値観や信念を持っていることです。
  • ビリーフは、過去のインパクトのある体験から作られますが、更に同じような体験を繰り返すことで、そのビリーフは強化されていくこととなります。

 

セルフイメージとは=

「私は○○だ」という、自分について抱いているイメージ。自己像のこと

  • 「私はダメ」「私は体が弱い」「私は愛されない」というように、私=ダメ、私=体が弱いと、特定のイメージと自己同一化している状態。このセルフイメージが、その人の人格や人生を創っていくので、どのようなセルフイメージを持っているかはとても大事です。

 

べき思考とは=「○○であるべき」「ねばならない」など、思考の歪みとして代表的に上げられるもの

  • 私たちにとって、比較的わかりやすいビリーフとしては、その人が持つ「○○であるべき」にあらわされる。「ネバ・べき思考」というものがあります。

たとえ、「人は努力するべきだ」「人は時間を守るべきだ」「完璧でなければならない」というような、一見間違っているように思えない信念や価値観であったとしても、それが自分や他人を縛り、自責や怒り、罪悪感などのマイナスの反応を生み出しているものであるなら、修正をする必要があるのだということです。努力すべきと自分や人を裁いているなら、その自他を裁いている心が幸せをもたらさないので、その思い込みを緩めて、「人は努力できるといいよね」とか「努力できる自分は幸せ」「時間を守ることは大切」「最善を尽くせばいいんだ」というように考えられたり、努力しない姿や時間が守れない相手、失敗をしてしまうことなどに対して許せるようになると、人間関係も人生もよりよくなるのではないでしょうか。

自分がどのようなビリーフを持っているのかに気づきましょう

ビリーフやセルフイメージは、その人やその人の人生の根っこに当たる部分なので、自分の持つネガティブなビリーフやセルフイメージに気づいたら、これを解消したり、緩めたり、修正することがとても大切になります。

その多くは、過去における体験やトラウマの中で作られており、その人の心の傾向性にまでなっているため、修正していくことに時間がかかる場合もあります。

このビリーフやセルフイメージを変えていくスキルは、専門的な部分でもあるので、今はまだご自分でできるものは限られてくると思いますが、次のSTEPでご紹介できたらと思います。

個人セッションの場合は、インナーチャイルドワークやビリーフチェンジなど、その方に合った形でのセッションを行いますが、自分の人生を左右するビリーフやセルフイメージが変化することで、私たちの人生や生き方が変わっていくことも確かです。

ですので、自分がどのようなビリーフを持っているのか、セルフイメージを持っているのか、それ自体がわかっていないこともとても多いですから、まずは、そのことに気がつく機会にしていただけたらと思います。

 

あなたがこれまでの人生や、このプログラムの中で、自分にとって大きなビリーフや「ネバ・べき思考」「セルフイメージ」として、すでに気づいているものには、どのようなものがあるでしょうか。

 

これを書き出すだけでも、意識化できるようになりますので、お勧めです。

 

ビリーフを表す言葉

セルフイメージ

私は~できない私は愛される価値がない
私は~すべきである私は魅力がない
私は~してはならない私は自信がない
金持ちは悪いことをしている私は何をやってもダメ
ありのままでは愛されない私は体が弱い
人は信用できない私はできが悪い
人は私を害する私は生きている価値がない

 

 

【お勧めのセルフワーク】

 

 ・ご自分の中にある「~であるべき」「~ねばならない」「私は○○」

など、どのような「ネバ・べき」や否定的信念、セルフイメージがあるでしょうか。

 

 思いつくものを挙げてみましょう
私は~できない 
私は~すべきである 
私は~なければならない 
私は~してはいけない 
私は~ 
人は~ 
生きることは~ 
私は○○の価値がない 

 

今日も最後までお読みくださって、ありがとうございました。

自分が持っているビリーフは、思いのほかたくさんあるものですが、心の根っこにある部分ですので、気づけていないことの方が多いです。

怒りを感じる時、自分がどんな「ネバ・べき思考」を持っているからなのか。問題が起きて悩んでしまった時、どんな思い込みがあって、マイナス感情を抱いたのか。怒りや悩みの渦中にある時こそ、振り返ってみるいい機会になるかと思います。

次回は、特に専門家のサポートを受けないでもできる、ビリーフの切り崩し方をお伝えしますので、できる方はチャレンジしてみてくださいね。

 

 

 

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