こんにちは♪
不安・トラウマを克服し(癒し)ながら、医師認定の資格まで取れる、「やさしいビリーブセラピー」講師の★ゆきです。
あなたは、家庭や職場で、何かちょっとしたことで、イライラしたり、怒ったり、不安になったりすることはありませんか?
「人間関係でストレスがたまる」「人の目が気になる」「子育てでイライラする」・・
「不安で眠れない」「疲れが取れない」「失恋・悲しい別れから立ち直れない」・・
「親とうまくいかない」「自信が持てない」「過去のことがトラウマに」・・
日々の生活の中で、本当にいろいろな感情が生まれてきますよね。
あなたは、それをどのように解消しているでしょうか。
今日は、とても簡単にできるストレスマネジメントについて、お話ができたらと思います。
Contents
あなたは、毎日、歯磨きをしていますか?
もし、何日も何か月も歯を磨かなかったら、どうなるでしょう?
もし、生まれた時から、一度も歯を磨かなかったら?
きっと、虫歯だらけの歯になってしまいますね。
では、心はどうでしょう?
私たちは、生まれてから両親に、良いことと悪いこと、何かをしてもらったら「ありがとう」、何か悪いことをしたら「ごめんなさい」と言うように教わりますね。
また学校に行けば、先生たちから、ルールや約束事を教えられたり、道徳の時間があったりします。
でも、自分の心に、何らかのごみや汚れがくっついたときに、どのようにすれば、その心がきれいになるかについて、教わることはあったでしょうか。
宗教的なお家に育ったり、反省することを日常生活の中で教えられるようなご家庭の場合、少し違うかもしれません。
それでも、たいていの方は、自分の心に生じた怒りや悲しみ、恐れや不安などが、何日たっても離れないような出来事があった時に、それをどうすればいいのか、十分に学ぶことがないまま、大人になってしまうことが多いのではないでしょうか。
私たちが、さまざまな出来事を通して、怒りや悲しみ、不安や恐れを感じるのは、とても自然なことです。それ自体がいけないということは決してありません。
ですが、その感情が、本来は時間の流れと共に、あるいは静かに内省の時間を取ることで流れ去ることが自然なのですが、流れ去らずに、いつまでも嫌な感情や思いがその記憶にくっついたまま、潜在意識に残ってしまっていることが問題になります。
そうした未解決のまま、ネガティブな感情や思いが蓄積されると、いつの日か、何かをきっかけに、頭痛や腹痛などの体の症状となって現れたり、うつや不安症、生きづらさなどの心の症状となって現れたりします。
あるいは、心や体の症状として現れなくても、いつも、このパターンで人間関係がうまくいかなくなるとか、このパターンで失敗するなど、その人のパターンや傾向性として現れるということも、よくよくあります。
歯を磨かなければ、虫歯になるように、心も、きれいに磨くということをしないと、心身の症状や人生のマイナスのパターンとなって現れるということなのですね。
心もお洗濯が大切です。
お洋服も、洗濯しないまま、何十年も同じ洋服を着続けたらどうなるでしょう?
真っ白な美しいドレスも、きっと、たくさんのシミや汚れで真っ黒になってしまうでしょうね。
でも、それをきれいにお洗濯をするから、また、気持ちよくそのお洋服を着れるのですね。
もし、パーティがあって、その中に汚れだらけで、異臭を放っている洋服を着ている人がいたら、どうでしょう?
たぶん、多くの人がその人から距離を取りたい思いになるのではないでしょうか。
心はお洋服と違って目に見えないのですが、それでも、時々、本人は何も問題を感じていないけれども、周囲はその人の言動に迷惑を受けていることなども、ありますね。
あるいは、そこまでではなくても、仕事や友人との間で起きた苛立ちや不満を、家に帰って家族にぶつけてしまうなんていうことは、誰もが思い当たることがあるのではないでしょうか。
大切なことは、歯の汚れを歯磨きするように、お洋服の汚れを洗濯するように、体の汚れを石鹸で洗うように、心も歯磨きやお洗濯が必要なのだということです。
心だけは、何もしなくていいということは決してないのだということです。
これだけのストレス社会です。
日々暮らしているだけでも、さまざまな心の揺れが生じて当たり前です。
満員電車や、コンビニの店員さんの態度ひとつでイライラしたり、上司や先輩、同僚の一言で、悲しくなったり、夫が子育てや家事を自分だけに押し付けてると腹が立ったり、友人とのSNSでのやり取りにショックを受けたり、パートナーからラインの返事がこないことにむかついたり・・・
こうした感情が、時間が経っても、心から流れ去らないなら、心の歯磨きをしてあげる必要があるのだということです。
必要なのは、心の歯磨きを、毎日できるようになることなのですね。
あなたなりの心の歯磨きを見つけましょう
歯磨きって、1回3分程度磨けばよくて、それが習慣になっているから、だから誰もが、食後とか、朝や寝る前に歯磨きができるようになるのですよね。
もちろん、タッピングでなくてもいいのです。
あなたにとって、その日に生まれたイヤな気持ちやイヤな感覚、イヤな思いが流れ去って、また新生できるようなものであれば、あなたに合ったアプローチを見つけてほしいと思います。
本格的に反省的瞑想ができたら、それはスゴイことですし、他にも体からアプローチする方法や、書いて行うアプローチもあることでしょう。
何か、最低でも一つは、身に着けられることをお勧めします。
そうでないと、どこかで、心の虫歯ができて、放っておけば放っておくほど大変なことになるからです。
もし、歯磨きも、毎日1時間しなければいけないというようなものなら、今日はさぼっちゃおうと思う人も出てくるはず。
超のつく面倒くさがり屋の私は、まず無理です。
ときにじっくり時間をかけて、心を静かに見つめる時間もとても大切なのですが、普段の心の歯磨きは、カンタンにできるものの方がいいですよね。
ストレスの対処法をコーピングと言いますけれども、コーピングは気軽にできるものをいくつも持っているほうが、しなやかに生きることができます。
心の歯磨きとしてのタッピング―SFTタッピング
今回は、強力なコーピングの1つである、一番カンタンにできるタッピングをお伝えしたいと思います。
SFT(ストレスフリータッピング)と呼ばれている、心の歯磨きのための、つまりストレスケアのためのタッピングです。
SFTは、言葉を用いないでできるTFTのすばらしさと、タッピング手順がいつも一緒で、誰にでも活用できるEFTのすばらしさを、無理なく効果的に統合したタッピングです。
以前はストレスケアとして、EFTを2時間講座のような形でお教えしていたこともあるのですが・・
誰にでも使えるようにと開発されたシンプルなEFTですが、往々にして、私たちの人生や心の問題の方はシンプルでないことがありますね。
EFTは言葉を用いて行うアプローチのため、自分の問題に使うとなると、
「自分の悩みをどのようにフレーズにしていいかわからない」
「自分の感情や感覚がよくわからない」
そんな声が聞こえることがありました。
でも、そんな理由で効果的なタッピングを使えないのは、とてももったいないこと。
そこで、ストレスケアのためのタッピング、心の歯磨きとしてのタッピングとして、さらにカンタンに誰にでもできるようにしたものが、これからご紹介するSFTです。
頭ではわかっていても、心や感情がついていかない時、体が言うことを聞いてくれない時、そんな時にこそ、無理なくストレスやイヤな感情をため込まずに解放できる、SFT1分間ストレスマネジメントを身に着けていただけたらと願っています。
一日の中で、イライラしたり、腹が立ったり、悲しかったり、不安だったり、心や体が疲れた時に、ぜひ、やってみてください。
お風呂やトイレなどで、気軽にやることがお勧めです。
SFTのやり方
【ポイントを覚えましょう】 (タッピング手順の動画はこちら)
まずは、タッピングの場所を覚えましょう。
タッピングの場所は、全部で10か所。
すぐに覚えられますので、安心してくださいね。
≪セットアップポイント≫ タッピングが効くようにするためのポイントです。
圧痛点 / 空手チョップポイント
≪タッピングポイント≫
1 頭のてっぺん
2 眉がしら
3 目の横
4 目の下
5 鼻の中央
6 あごの中央
7 鎖骨下
8 脇の下
【やり方手順】
1 胸(圧痛点)を軽くさすりながら、
具体的な問題、出来事を浮かべる。
2 空手チョップポイントを叩きながら
その問題や出来事に集中すると、どんな感情や身体感覚を一番強く感じるか
3 その感情に意識を向けながら、(心の中で「この怒り」というように表現すると効果的)、
8つのツボをタッピングする。 2回行ってみましょう。
頭のてっぺん⇒眉がしら⇒目の横⇒目の下⇒鼻の中央⇒あごの中央⇒鎖骨下⇒脇の下
★解放したい出来事や感情に十分チューニングしていることが一番のポイント
4 2ラウンド、タッピングをする。
5 空手チョップポイントをタッピングしながら、二度程深呼吸を行う
残っている感情を吐き出すようなつもりで、オーバーなくらいの深呼吸をすると効果的
6 その問題を浮かべて、まだどんな感情や感覚が残っているかを見つける。
そのイヤな感情や感覚に意識を向けながら、1~5を繰り返す。
一番カンタンなアプローチは、これだけですので、1セッションは1~2分もあれば十分にできます。
タッピングポイントは、自分の心地よい強さで、5回以上タッピングできていれば大丈夫ですので、回数にこだわらずに、気持ちがいいだけ叩いていいです。
ポイントは、そのイヤな出来事や感情をありありと思い浮かべながら、解放したい感情や感覚に意識をしっかり向けることです。
ですから、イライラしているなら「イライラする」とか「このイライラ」というように、胸がムカムカするなら「むかつく」とか「このムカムカ」心の中で言いながら、叩くのが一番効果的です。
どんな気持ちか、どんな感覚か、表現できないけれども、なんか嫌な感じはあるのだというときは、
「このイヤな気持ち」とか「このイヤな思い」「このイヤな感じ」というように表現してみてください。
もちろん、そのイヤな気持ちや感覚に意識を向けるだけでも十分ですよ。
そして、少し心が楽になってきたら、最後に、空手チョップポイントを叩きながら、川の流れに、今の自分の気持ちを全部手放していくような、そんなイメージをしながら、深呼吸をされることをお勧めします。
これが、歯磨き後の最後の「ブクブクペー」ですね。
実際のやり方は、こちらの動画で説明していますので、ぜひ、気軽に試してみてください。
SFTの講座をもっとしっかり受けてみたいという方は、毎月第一土曜日の15時から、神田のクリニックでSFTタッピングセラピーの2時間講座を開催しています。
少人数の和やかな集まりですので、お気軽にご参加くださいね。
※現在、コロナ禍のため、日程や開催の有無も含めて、お問い合わせはこちらからお願いします。
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